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2024/08/16 護法祭 無事執行のお礼とクラウドファンディング開始のお知らせ

 8月14日(水)、749回目の護法祭が滞りなく無事執り行うことができました。

今年は天候にも恵まれ、多くの参拝者の見守る中、年に一度の「お遊び」が終えられました。

 

また、14日午前9時より、護法善神のご神体修復をはじめとするクラウドファンディングも開始致しました。

すでにネットより、また現金にてもご支援を賜り、深く感謝申し上げます。

詳しくは、専用ページ https://readyfor.jp/projects/750-814 (「両山寺 レディーフォー」で検索)

にてご参照ください。

お問合せ:両山寺 0868-68-0011

         futakami@po.harenet.ne.jp

 

皆様の温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。

 

 

2024/08/09 【予告】クラウドファンディングに挑戦します!ー護法善神 ご神体修復へー

 

 

2年ぶりの投稿です。

皆さまには大変ご無沙汰とご迷惑をおかけし大変申し訳ありませんでした。

ホームページに不具合が多発し、近年はInstagram・Facebookにて近況をご報告していました。

(両山寺 あるいは 井上観賢 でご検索ください)

 

しかしこの度、両山寺として大きな挑戦をすることとなり、HPをご覧の方々にもお知りおきいただきたく、お知らせ致します。


両山寺および護法祭保存会は、奇祭「護法祭」が来年で750回目の大きな節目を迎えるにあたり、今後さらなる継承のために、老朽・破損の著しい祭神・護法善神のご神体修復等を目標にクラウドファンディングに挑戦することといたしました。


西暦1275年(建治元年)に始まったとされる護法祭は、二上山鎮守・護法善神を、依り代となる護法実(ごほうざね)に祈り付け、年に一度境内をお遊びいただく、神仏習合と神懸かりの奇祭です。

今年で749回目となり、長きにわたり先人たちが絶やすことなく、コロナ禍においても無観客ながら休むことなく、檀徒を始め地元村人たちの尽力により執り行ってまいりました。


しかしながら現状は、関係者の高齢化と過疎の影響は大きく、一同力を合わせて一年一年を精一杯取り組んでいるのが現状です。

この様な中、祭式運営以外に充てる資金は無く、このままでは重要なご神体が朽ちていくのを眺めているしかありません。

そこで、750回目の記念の年に、大きな目標を立て皆様のお力を借りてご神体修復事業を実現したいと強く望んでいます。

800回、1000回と、この先さらに長く法灯を絶やさぬよう、皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。


開始日は今年の護法祭当日の8月14日です。

詳細・ご支援方法は8月14日(水)午前9時から、

https//readyfor.jp/projects/750-814

にてご覧いただけます。


開始に先立ち、まずはお知らせ申し上げます。

趣旨にご理解いただき、温かいご支援を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。   合掌


二上山 蓮華院 両山寺

第77世 井上観賢  九拝

 

2022/08/12 本年の護法祭執行について

本年の護法祭執行についてお知らせいたします。


当初、通常通りの開催に向け準備を進めてまいりましたが、第七波によるコロナ感染の拡大を考慮し、保存会にて検討の結果、以下の通り変更し7、47回目の護法祭を開催いたします。


1、屋台の出店中止(余興は行います)

2、時間の変更

  1番貝 午後8時30分

  2番貝 午後9時

  3番貝 午後10時 祭式・修法

3、子供のケイゴは募りません


その他、各所に手指消毒アルコールの設置等、岡山県の感染防止対策にも基づき開催いたしたく存じます。

つきましては、ご参拝の皆様にもマスクの着用など自己対策に努めていただきたく存じます。

時節柄ご理解の上、本年の祭式の無魔執行にご協力いただきます様、宜しくお願い申し上げます。   

                                             合掌


 二上山 両山寺  山主 井上観賢

二上護法祭保存会  会長 左居喜次

 

 

感染防止対策チェックリスト

令和 4年 812

.開催概要

イベントの名称

二上山護法祭

開催案内等のURL

(HPSNS等でも可)

http://ryousanji.net

出演者名

チーム名等

両山寺・二上護法祭保存会

※この表に書ききれない場合は、別途一覧を掲示すること

開催日時

令和 4年 814日 (2000分 ~2500分)

※複数日開催の場合は、別途開催日一覧を掲示すること

イベント主催者

両山寺・二上護法祭保存会

※団体・法人の場合は団体名・法人名を記入すること

 

代表者

井上 観賢 ・ 左居 喜次

住所

岡山県久米郡美咲町両山寺454

連絡先

電話番号

メールアドレス

0868680011

futakami@po.harenet.ne.jp

会場名

    両山寺境内

所在地

両山寺454

会場の収容率

収容定員ありの場合

収容定員なしの場合

(下記のいずれか一方を選択)

定員数   人

¨

定員の100%以内

(大声なし)

¨

人と人とが触れ合わない間隔

¨

定員の50%以内

(大声あり)

þ

人と人との間隔を十分に保つ

(できるだけ2m最低1m)

参加人数

主催者:50人   観客:300

その他特記事項

 

「大声なし」を選択した場合、その判断理由や具体的な対策を記載

             

(注)参加人数が5,000人超かつ収容率50%超(収容率がない場合や、まん延防止措置、緊急事態措置の適用区域の場合は5,000人超)のイベントは、「感染防止安全計画」(様式4)を岡山県に提出すること

【補足】大声の定義は、「観客等が、通常よりも大きな声量で、反復・継続的に声を発すること」とし、これに対する対策を施さないイベントは「大声あり」に該当する


 

.基本的な感染防止(1/3

開催にあたっては、以下の項目を満たしてください

飛沫の抑制の徹底

(マスク着用・

大声を出さない)

þ

【大声なしの場合】

飛沫が発生するおそれのある行為を抑制するため、適切なマスク(不織布マスクを推奨。以下同じ。)の正しい着用や大声を出さないことを周知・徹底し、そうした行為をする者がいた場合、個別に注意、退場処分等の措置を講じる

【大声ありの場合】

飛沫が発生するおそれのある行為を抑制するため、適切なマスクの正しい着用や常時大声を出す行為の禁止を周知・徹底し、そうした行為をする者がいた場合、個別に注意、退場処分等の措置を講じる

※大声の定義は、前頁の【補足】を参照

※大声を伴う可能性のあるため収容率50%とする場合でも、常に大声を出すことは飛沫防止の観点から望ましいものではないため、対策を徹底すること

※飛沫が発生するおそれのある行為には、大声での会話を誘発するような、大音量でのBGMや応援などを含む

※適切なマスクの正しい着用については、厚生労働省ホームページ「マスクの着用について」を参照。なお、屋外において、他者と距離がとれない場合であっても会話をほとんど行わない場合は、マスクの着用は必要ないことに留意すること。

手洗い、

手指・施設消毒の徹底

þ

こまめな手洗いやアルコール消毒による手指消毒の徹底を促す(会場出入口等へのアルコール等の手指消毒液の設置や場内アナウンス等の実施など)

þ

主催者側による施設内(出入口、トイレ、共用部等)の定期的かつこまめな消毒の実施


 

.基本的な感染防止(2/3

換気の徹底

þ

機械換気による常時換気又は窓開け換気

※必要な換気量(一人当たり換気量30/時を目安)を確保するため、二酸化炭素濃度を概ね1,000ppm以下を目安(二酸化炭素濃度測定器の活用が効果的)

※機械換気が設置されていない場合の窓開け換気は、可能な範囲で2方向の窓開け

※機械換気、窓開け換気ともに相対湿度の目安は40-70%

※屋外開催は除く

来場者間の

密集回避

¨

入退場時の密集を回避するための措置(入場ゲートの増設や時間差入退場等)の実施

þ

休憩時間や待合場所での密集も回避するための人員配置や導線確保等の体制構築

※入場口・トイレ・売店等の密集が回避できない場合はキャパシティに応じ収容人数を制限する等、最低限人と人とが触れ合わない程度の間隔を確保

¨

【大声なしの場合】

人と人とが触れ合わない間隔の確保

【大声ありの場合】

前後左右の座席との身体的距離の確保

飲食の制限

※本年の祭事に於いては、飲食店は設けません。

þ

飲食可能エリアにおける感染防止策(飲食店に求められる感染防止策等を踏まえた十分な対策)の徹底

þ

長時間マスクを外す飲食は、隣席への飛沫感染のリスクを高めるため、飲食は飲食専用エリアのみとし、観客席など飲食専用エリア外では自粛

※発声がないことを前提に、飲食時以外のマスク着用の担保や、マスクを外す時間を短くするため食事時間を短縮する等の対策ができる環境においては、この限りではない

þ

飲食中は、マスク無しでの会話禁止を徹底

þ

自治体等の要請に従った飲食・酒類の提供(提供する場合には、飲酒による大声等を防ぐ対策を検討)

þ

食べ歩きの禁止を徹底

         


.基本的な感染防止(3/3

出演者等の

感染対策

þ

有症状者(発熱又は風邪等の症状がある者)は出演・練習を控えるなど、日常からの出演者(演者・選手等)の健康管理を徹底する

※体調が悪いときは医療機関等に適切に相談

þ

休憩時間や待合場所での密集を回避するための人員配置や導線確保等の体制を構築する

þ

出演者(演者・選手等)やスタッフと観客がイベント前後・休憩時間等に接触しないよう確実な措置を講じる(誘導スタッフ等必要な場合を除く)

参加者の

把握等

þ

時差入退場の実施等イベント前後の感染防止の注意喚起

¨

チケット購入時又は入場時の連絡先確認や接触確認アプリ「COCOA」等を活用した参加者の把握

※接触確認アプリ「COCOA」を活用

※原則、参加者全員に対してアプリダウンロードまたは、氏名・連絡先等の把握を徹底

¨

入場時の検温、有症状(発熱又は風邪等の症状)等を理由に入場できなかった際の払い戻し措置等により、有症状者の入場を確実に防止

※チケット販売時に、有症状の場合は早めに連絡・キャンセルすることを周知すること

●上記の各項目に加え、各業界が定める業種別ガイドラインを遵守すること

 (参考)内閣官房HP業種別ガイドライン一覧:https://corona.go.jp/prevention/

 

●チェックリストを記入後、イベント主催者のホームページやSNS等へ公表すること

 

ホームページやSNS等を作成していない場合は、当日会場の目立つ場所に掲示すること

 

以上

 

 

 

2022/04/01 ご開帳に向けて

 


33年に一度のご本尊様のご開帳もいよいよ1ヶ月を切りました。

多くの皆様に喜んでお参りいただけるよう、全力で準備を進めてまいりました。

今その大詰めに差し掛かっております。


数年来のコロナ禍も未だ収束とは言えませんが、皆様にも自己対策に努めていただき、もちろん当山でも出来る限りの対策でお迎えしたいと考えています。

山の上のお寺ですので、駐車場等ご不便をお掛けしますが、上記チラシをご参考に、ご不明な点は両山寺までお問合せ下さい。

また、Instagram、Facebookでも情報を掲載しています。( 両山寺井上観賢 で検索)

あわせてご参照ください。

   

この稀縁にどうぞお誘いあわせの上、多数のご参拝をお待ちしております。  合掌


二上山 両山寺 

山主  井上観賢  拝

2021/09/24 山陽新聞にて

 本日(9月25日)の山陽新聞記事『吉備を環る 地域をみつめ未来をひらく』にて、護法祭を取り上げていただきました。

本年はコロナ禍に加え、お盆の間降り続いた雨にも悩まされましたが、絶やすことなく無魔執行できました。


保存会の皆さんはびしょ濡れになりながら、あるいは早朝から、内に外に準備に力を尽くしてくださり、護法実の白川さんも怠ることなく日夜潔斎を重ねて下さいました。


悪天候でも悪条件でも、誰も嫌な顔することなく、それぞれの役割を全うして下さったおかげです。

心から感謝申し上げます。

 


また今年も伝統を守る事が出来ました。

 

2021/07/27 本年の護法祭執行について

 本年の護法祭執行についてご報告いたします。

去る7月25日(日)、塩場の池、並びに境内周辺の草刈り清掃作業を、護法祭保存会のメンバーで実施いたしました。

そのご、引き続き会合を開き、本年の執行について以下の通り決定いたしましたのでご報告いたします。


・本年は一般のご参拝をお断りいたしません。

・ただし、マスク着用など、各自感染予防を行ってご参拝下さい。

・飲食の禁止、屋台もございません。

・子供のケイゴを募集いたしません。

・時間を早め

  1番貝 午後8時30分

  2番貝   9時

  3番貝   10時

        11時ころより修法・祭式開始

 と変更いたします。


以上、感染拡大の防止に互いに協力しあい、本年も無事執行を目指していきたく存じます。

何卒ご理解いただきます様、宜しくお願い申し上げます。     合掌


                                  

                                  二上山 両山寺 

                                       山主  井上観賢

                                  二上護法祭保存会

                                       会長  左居喜次

 

2021/05/11 お詫び

HPよりお問い合わせいただいた皆さまへ


PCの設定の不具合により、迷惑メールとされ自動的に削除されておりました。

いつからその様な設定になっていたかわからず、本日発覚致しました。

お問合せ、メールをくださいました方が居られましたら、ご返信できず大変申し訳ありませんでした。

ご不便をおかけしますが、御用のお方は再度お問合せ下さいます様、宜しくお願い申し上げます。  



両山寺 井上観賢  拝

2021/04/16 本堂欄間、修復へ

 本堂改築後も、修復できず保管していました欄間を、ついに修復する事となり、昨日職人さんの下へ旅立っていきました。

修復期間は約半年、来春の御本尊開扉法会には、皆さんに見ていただける事と思います。

旧本堂の面影を残す、唯一の物であるこの欄間が納まって初めて本堂の改築が完成すると言えます。

製作当初の逞しく美しい姿を取り戻し、無事帰ってきてくれることを楽しみにしております。

 

2021/04/02 東京パラリンピックの聖火に

先日、4月1日付の山陽新聞紙面において、東京パラリンピックに使われる聖火の火種の一つとして、両山寺護法祭の祭式中に灯される松明から採火されることが掲載されました。

県内27市町村で様々な方法で採火されるそうです。神事・祭式として選ばれたのは両山寺を含め2件のようです。

 

オリンピック開催については、コロナ禍の中、賛否あるのが現状ですが、それでも選ばれたことは大変光栄なことです。

昨年は異例の無観客の執行ではありましたが、休むことなく今年で746回目を迎える護法祭の文化的価値が、ささやかでも評価されたのならば、関係者一同大変誉れなことと感じ、本年も無魔執行に向けて精進いたします。

 

今年の執行はどのような形になるかは未定ですが、通常の開催となれば皆さん是非とも歴史的瞬間にお立会いください。

 

 

 
2021/03/11 3.11を迎えて

 東北地方を中心とする東日本大震災から早10年が経ちました。

被災された方々にとっては10年という年月は早かったのでしょうか、長いものだったのでしょうか。

「10年ひと昔」の言葉があるように、10年という年月は誰にも平等に訪れ、それぞれ様々な変化があったことと思います。

嬉しい事、悲しい事、いろいろな出来事や変化を振り返り、今日を無事に生きていることを感謝したいと思います。


震災で犠牲となられた多くの皆様に対し、全国で追悼の祈りが捧げられた事と思います。

当山でも、この10年の間に新たになった本堂において、細やかながら犠牲者の菩提と一層の復興を願い、お勤めをさせていただきました。


『法力に遠近無し 千里も即ち咫尺なり』


お大師様のお言葉です。

大好きなお言葉の一つです。

祈りの力は物理的な距離など問題ではない、 千里の隔たりも無いに等しい。


誰がどこで祈っても、必ず通ずるのだと、我々に強く教えてくれています。

全国の祈りが届きますように。   合掌

 

2020/08/15 護法祭

 

去る8月14日、745回目の両山寺 護法祭を無事に行いました事をご報告申し上げます。

以前にお知らせの通り、新型ウィルス感染拡大防止の観点から、一般参拝者をお断りし、関係者のみにての異例の祭式となりました。

未だかつて誰も未経験の事でしたが、護法実の真剣な7日間の精進潔斎と、関係者一同の陰日向にに及ぶご尽力、そして参拝出来ないにも拘わらず例年同様に志納金を頂戴いたしました両山寺檀信徒・篤志の皆々様のご理解の賜物と、心より御礼感謝申し上げます。

 

 

心配のお声もたくさん頂戴いたしましたが、参拝者の居ない寂しさはありましたが、かえって静けさ増し厳かに感じられ、お遊びも例年と変わることなく悠々とお遊びいただけました。

 

新型ウィルス影響がいつ迄続くか先は見えませんが、天下泰平・五穀豊穣・風雨順時・万民豊楽を願う護法祭が、昨今の事態収束の小さくとも一助になれば幸いです。

まずは、祭式無魔執行の御礼とご報告まで。   合掌

 

2020/08/11 合同初盆法要

 昨日8月10日、合同初盆法要を両山寺本坊にて行いました。

今までは各家にお参りをしておりましたが、日数の都合上全ての依頼に応える事が出来ず申し訳なく思っておりました。

しかし、本坊客殿も新たに完成し、この機会に合同ではありますが初盆を迎える全ての精霊を回向する法要を今年から始めることと致しました。

新型ウィルスの対策として、手摺りや椅子などのアルコール消毒、受付時にも各自手指消毒をしていただき、各家毎に2名までと人数も制限してご参加いただきました。

初めての試みの上、新型ウィルスの影響もあり、行き届かない点も多々あったかと思いますが、おかげさまで暑すぎず天候にも恵まれ、参加者一同で滞りなくお勤めをする事が出来ました。

2020/08/01 護法祭執行について

 護法祭執行にあたり、毎年多くのご参拝とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

今年で745回目を迎えます「護法祭」執行について、関係者一同協議の結果、昨今の新型コロナウィルス蔓延の状況を鑑み、感染拡大防止のため、本年の祭式は一般のご参拝をお断りし、関係者のみで行うことと致しました。

毎年楽しみにしてくださっている方々、参拝を計画しておられた皆様には大変申し訳ありませんが、状況をご理解いただきたく存じます。


一日も早い終息と、五穀豊穣・万民豊楽を祈念し、粛々と祭式に臨みたいと思います。

信仰護持と伝統文化の継承のため、一同努めてまいりますので、今後とも変わらぬご支援を賜ります様、また来年以降多くのご参拝を心よりお待ち申し上げます。                  

                                            合掌

お問合せ:両山寺 (0868)68-0011

二上山 両山寺 山主 井上観賢

二上護法祭保存会   一同

 

 

2020/03/21 お彼岸を迎えて

 彼岸の入り前日は雪でしたが、以降はまさに春の陽気となり、お墓参りの方、参拝の方、山歩きの方など様々な方々が連日見えられます。

18日、ご本尊観音様のご縁日に、篤信の檀徒の方から、般若心経写経50冊、計2500巻の奉納を賜りました。

大垪和出身で岡山市在住、以前に四国88か所の記念御影額やご本尊真言額を奉納くださったお方で、10年以上お写経を続けておられるとのこと。

春彼岸、さらには観音様のご縁日という仏縁の深い日にご奉納いただけたことは、とても光栄に思います。

一つのことをこつこつと続けることの尊さ、改めて学ばせていただきました。   合掌

 

   

 

 

 

 

2020/01/04 ご挨拶

新年を迎え、ごあいさつ申し上げます。

例年になく温かい年越しとなりました。

昨年は元号も改まり、また両山寺にとりましても、本坊・客殿の改築工事も無事終わり、完成の運びとなりました。

これもひとえに、ご寄進いただいた浄財と、使用しました寺有林のヒノキを長年にわたり大事に育てていただいた賜物と、心より感謝申し上げます。

 

そこで、毎年恒例の正月二日の年始参りに際し、本坊・客殿のお披露目も兼ねて、お参りいただいた皆さんと一緒に入仏開眼法会をお勤めさせていただきました。多くのご参拝を頂きましたこと、御礼申し上げます。

このお勤めを皮切りに、法事や諸行事など檀徒の皆様に使っていただけるようになりました。

 

この先100年・200年と長きにわたり寺檀和合の象徴となりますように、また来る令和4年のご本尊開扉・諸堂落慶法要の無魔執行に向けて、一層精進してまいります。

本年も、幸多き明るい年となり、各家家内安全にお過ごしいただきますよう、ご祈念申し上げます。  合掌

 

二上山 蓮華院 両山寺

      山主 観賢 拝

2019/11/10 高野山参拝

美作88ヶ所霊場巡拝結願のお礼参りと、2年に一度の両山寺団体参拝を兼ねて、11月6・7日に

高野山参拝をしてきました

天候にも恵まれ、36名の皆さんと共に、6日は奥の院をはじめ高野山内諸堂を、7日は京都・仁和寺

の修復記念の観音堂特別拝観を、全総代長さんのお孫さんが仁和寺にお勤めというご縁で、丁寧なご案内の下、貴重な体験をさせていただきました。

 

 

高野山のシンボル・根本大塔。

青空と塔の朱色がとてもきれいです。

  金剛峰寺。何度お詣りしても厳かで圧倒されます。
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仁和寺・五重塔。

とても重厚です。

  丁寧なご案内を聞きながら、御殿(仁和寺の本坊)も拝観させていただきました。

2019/10/26 仏具搬入

去る21日、本坊・客殿工事も無事完成し、23日から仏具等の搬入作業が始まりました。

仏具を預かって頂いておりました浜屋仏具店さんが、トラック満載の仏具を2日間にわたり一つ一つ丁寧に運び込んでいただき、本日は建設委員・役員さんが、家財等の搬入作業をお手伝いくださいました。

 

引っ越しの時も大変でしたが、搬入作業もなかなか大変で、片付当分かかりそうです。

皆さんには今しばらくお待ちいただき、落ち着いてお参りいただける日を楽しみに作業いたします。

 

 
浜屋の皆さんが一つ一つ丁寧に。   これでほんの一部
 
半鐘を皆で支えて。   本坊のご本尊様等も無事安置出来ました。

 

 

2019/10/22 ご報告

昨年より開始いたしました、両山寺客殿工事が無事終わり、昨日引き渡しをいたしました。

いよいよ明日からは、仏具・家財の搬入作業がさっそく始まります。

皆さんに落ち着いて使っていただけるのは年明けからと予定しています。

残すは庫裏の改修となりました。

皆様のお力をお借りしてここまで参りました、本当にありがとうございます。

まずはご報告まで。

 

 

2019/10/13 台風お見舞い

昨日の台風19号による被害が各地で出ております。

被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

今後、支援の輪が広がり、復興の一助となるよう、私たちも協力できたらと思います。

 

おかげさまで当山は被害なく過ごせました。

現在進行中の本坊改築も、今月21日の引き渡しも迫り、完成までラストスパートです。

記念事業の詳細に新たに写真を挙げております。

是非ご覧ください。

 

2019/10/07 二上山古道トレッキングツアー

大垪和在住の20~40代の若手を中心に「オオハガ座芸能倶楽部」を団体を結成しています。

 

私のように生まれも育ちも大垪和、あるいは大垪和を気に入って移住してきた人、皆が大垪和のために何かしたいと立ち上がり、お互いの力を合わせ手探りですが活動をしています。(恥ずかしながら私が代表を務めております)

 

そしてこの度、我々の活動が、「美咲町提案型まちづくり事業」に選ばれ、きたる10月22日(火・祝)に

「二上山古道トレッキングツアー」を開催いたします。

 

二上山に登り両山寺に参拝する道が、各方面より6つあったそうです。村人たちが行き来する生活道でもあったその道も、生活様式が変わった今ではひどく廃れ、存在を知っている人も少なくなっています。

その道を「二上山古道」と名付け、その中の1つ、大垪和・境地区からの道を、我々会員が総出で整備をし、今回のツアーを準備してきました。

 

私たち自身、わが故郷をより深く知るために、外部の方々に田舎の魅力を知ってもらいたくて、この様なツアーを企画しました。

初めての試みで、良いことになるかわかりませんが、往時を偲びながら約4Kmの行程を歩いてみたいと思います。

お問い合わせ・お申込みは、

下のチラシ(小さく見ずらくてすみません)掲載の http://www.facebook.com/ohagaza.geino.club/

                        TEL 080-1392-5917(担当:板垣)まで

 

また、明日10月8日14時15分頃、RSKラジオ「美作国Burari ほっと情報」という番組に、ツアーについて出演させていただけることになりました。

お時間合えばお聴きください。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

2019/10/04 美作88ヶ所巡拝

10月に入りました。

衣替えとは言え、暑さまだまだ残る毎日です。

本日は、両山寺檀徒を中心に、総勢28名で美作88ヶ所巡拝でした。

先代住職の時代から先達さんを中心に、美作地域の88ヶ所札所寺院を春秋の年2回お参りしてきました。

今回で8巡目の第5回、75番国府台寺から88番霊山寺まで、無事結願することができました。

また来年の春から9巡目の美作のお参りを始めるか、あるいは別の霊場を新たにお参りするのか。

いずれにしても、これからも休まずお参りを続けていきたいと思います。

2019/09/09 近況

9月に入り、近隣では稲刈りが始まり秋本番を迎えました。

HPの不具合もあり、お知らせが長らく滞っておりました、大変申し訳ありませんでした。

本坊の工事も順調に進み、護法祭も台風が心配されましたが、昔からの言い伝え「ゴー様のお遊びの前には雨がやむ」

のとおり、雨が降ることなく無事に終えることができました。

近況として、昨日は両山寺婦人会の方々が、石垣沿いの石柱洗いを行ってくださいました。

檀徒皆様の寄進により建てられた石柱を年に一度綺麗にしてくださいます。

本当にありがたく思います。

また、本日から京都に本部があります、全国社寺等屋根工事技術保存会の会員さん3名が、両山寺寺有林において桧皮採取を行っておられます。

これまで何度も当山にて実習を行っておられ、今回は今日から20日までの間、二上山内で作業をされます。見学可能ですので、興味のある方は是非ご見学ください。

 

高圧洗浄機の後、タワシやタオルで磨いてくれました。

 

向かって右側が磨いた後、左が磨く前。

石垣の上で危険な場所ですが、ケガもなく皆さん一生懸命行ってくださいました。

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桧皮採集の様子。

伝統技術の保存に一役関われることは光栄なことです。

2019/02/09 景観整備

両山寺山門裏に小高い丘があります。

その昔、五重塔があったというその場所には、五重塔本尊のにお祀りしていた五智如来様をお祀りし、五智公園と称しています。

夕日が美しいその場所も雑木が茂り、かつての景観を取り戻そうと、山林委員さんを中心に整備作業を行いました。

笹が生い茂り、急峻な足場のところを無事に作業を行ってくださいました。

目の前が開け、素晴らしい眺望となりました。

ご参拝の際にはぜひ、お立ち寄りください。

 

 
作業後。  

南~西の方角がきれいに開けました。

是非、夕日を眺めにお越しください。

 

   

作業前の五智公園

  夏場の様子  

雑木が茂り、目の前を塞いでいます

   
まずは笹を刈り、山に入っていきます   少しずつ向こうが透けてきました   大木を安全に切り倒す技術
2019/02/04 記念事業 写真追加

滞っておりました、本坊・客殿の工事進捗状況の写真を更新いたしました。

屋根工事も終わり、現在は内部の造作が進んでおります。

一部ではありますが、ご報告申し上げます。

2019/01/08 お詫び並びにお知らせ

本坊・客殿の工事進捗状況が都合により更新できておらず申し訳ありません。

地元の方はもちろん、遠方にお住いの檀信徒・関係者の皆様には、「どうなっているんだ?」と、

お思いの方もいらっしゃると思います。ご迷惑をおかけしておりますが、近日更新予定ですので今しばらくご容赦ください。

ちなみに、今さらながらfacebookを、元日から細々と開設しました。 両山寺 井上観賢 で検索していただければ、お寺の近況をお知らせしております。

不慣れなもので度々とはいきませんが、ご紹介していきますので、そちらも是非ご愛顧ください。

以上、ご報告まで。    合掌

2019/01/03 お年始

 

昨日(1月2日)は、両山寺恒例のお年始に檀徒の皆さんがお詣り下さいました。

昨年は、本坊工事中につきお参りのみで何もお接待ができず、大変心苦しく思いましたが、

今年は総代役員さんと婦人会の皆さんにご協力いただき、本堂前境内にてテントを張り例年のごとく甘酒のお接待をさせていただきました。

雪も無くお天気にも恵まれたとはいえ、風も冷たく寒い中を大勢の檀徒の皆さんが今年もお詣り下さり、甘酒を飲みながら談笑しておられる姿はとても和やかでした。

 

 

2019/01/01 明けましておめでとうございます

新年、明けましておめでとうございます。

今年は雪もなく、穏やかな年明けとなりました。

昨日の除夜の鐘にも、当山としては多くの地元の方が駆けつけてくださり、和やかかつ楽しく行いました。嬉しいことです。

また、初日の出も、早朝より多くの方が来られ、雲海こそ出ませんでしたがきれいなご来光を拝まれたようです。

明日は、毎年恒例のお年始に檀徒の皆さんがお越しになります。

甘酒のお接待を用意しておりますので、たくさんのご参拝をお待ちしております。

今年も一年が穏やかな年となりますように。      合掌

 
除夜の鐘の様子   初日の出(撮影:金田稔久様)
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2018/12/31 お正月の準備

いよいよ大晦日、今年も締めくくりの日となりました。皆さん、お正月の準備に忙しかったことと思います。

今日はそんな多忙な中、1月2日の恒例の年始参りに備え、参拝者への甘酒のお接待の準備に、役員さんや奥さんが来てくださいました。

今までは本坊にてお接待をしていましたが、改築工事中につき、今年の正月はお接待ができませんでしたが、来るお正月は私がご無理をお願いし、本堂前での炊き出しの形で甘酒のお接待をさせていただくことになりました。

寒空の下ではありますが、温かい甘酒を飲みながら、談笑を楽しんでいただければ幸いです!

 

あと数時間でで新年を迎えます。両山寺でも来る年が災いの無い穏やかな年となるよう祈念し、11時ごろから除夜の鐘を撞きたいと思います。

皆様にとりましても、より良き新年をお迎えになりますよう、ご祈念申し上げます。   合掌 

 

 

2018/12/18 奉仕作業

次第に寒さも増し、両山寺周辺はうっすら雪で白くなったり、雲海もきれいに見える日が増えてきました。

そんな寒い中、早朝より婦人会の方々・役員総代のみなさん総勢30人で、正月前の最後の奉仕作業に上がってくださいました。

 

境内各所の掃き掃除、本堂内の拭き掃除、溝の泥上げなどなど、冷たい水に手を真っ赤にしながら、

白い息を吐きながら、一生懸命かつ和やかに、いたる所をくまなく作業してくださいました。

残念ながら、女性の皆さんの写真がとれず、勇姿を紹介できないのが残念ですが、今年も年間に何回も

集まっていただき、本当にありがとうございました。

きれいに磨かれた本堂で、年始の参詣者をお迎えしたいと思います。

 

2018/11/20 美作88ヶ所巡拝

晩秋を迎え、風も肌寒く感じる季節となりました。

本日は、美作88ヶ所巡拝を行いました。

 

全国に四国88ヶ所を模したミニ88ヶ所がありますがこの美作地域にもあり、両山寺では春・秋の年2回、お巡りを募り

巡拝を行っています。

本日は早朝より34名の参加をいただき、第34番から第52番札所の計19ヶ寺のお寺をお巡りしました。

山の紅葉を楽しみながら、お天気にも恵まれ、和やかに無事お参りできました。

 

現在は、前回参加のお方を中心に参加募集を行っていますが、今回は3名初めてのお方が参加してくださいました。

ご希望の方はどなたでも参加いただけますので、次回は来年春(5月か6月ごろ)を予定しておりますので、ご希望のお方は是非、お寺までお問い合わせください、お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

第20番札所 木山寺 感神院にて

2018/11/11 境内草刈り・清掃

本日は早朝より、久米・朝日・建部地区の各総代さんと

役員の皆さんにより秋季の草刈り・清掃作業を実施くださいました。

休日にもかかわらず、広範囲の境内地の、足元の悪い危険な個所もありますが、石田環境整備委員長さんの指示のもと、30名以上の多数の参加をいただき、草刈り、植栽の剪定を無事に終えていただきました。

 

檀徒の皆さんの力をいただきながら、お互いに力併せて護っていけていること、力強く頼もしく思っています。

本日ご参加くださった皆さん、本当にお疲れ様でした。  合掌

 

2018/10/05 桧皮採取査定会

先日お知らせの通り、当山において昨日・今日と全国社寺屋根工事技術保存会様により、桧皮採取(原皮師)査定会が行われました。

お天気も何とか持ちこたえ、全国各地より13名の職人さんが査定を受けられました。

近年、職人さんの数が減少し、技術の継承が危ぶまれていたそうですが、保存会さんの活動により現在は多くの若手職人さんが育っているとのことでした。

 

全国の社寺仏閣等をはじめ多くの伝統建造物に桧皮が使われています。そのどこかのお屋根に、当山の桧皮が上がることは本当に誇らしいことです。それもひとえにお山を今日まで育て守ってくださった先人の檀徒の皆様の努力の賜物です。おかげで立派に育ち、中には100年を超す木もあるようです。

今回、桧皮を剥いていただいた事により、より立派に成長することと思います。

今後も末永く、お山を大事に育て守り、後世に残し伝えていく事を改めて思いました。

 

 
今村総代長がご挨拶   採取・査定開始

 

 

 

 

 

 

 
桧皮を重ね、寸法に裁断   2日間の採取・査定を終えた参加の皆さん

 

2018/10/02 お知らせ

先日の台風24号による被害が各地で有ったようです。

被害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げます。

 

当山では前回の21号にて、本堂前の石垣にありましたモミジの古木が倒れる被害がありましたが、今回は大きな被害はなく、無事にやり過ごせました。

当山は標高が高い分、麓より風当たりが強く、大風が吹けば大きく揺れながらまさに山が鳴ります。

雨もさることながら、やはり怖いのは風のほうでしょうか。

 

さて、来る10月4日・5日にわたり、二上山において、全国社寺屋根工事技術保存会様により、桧皮採取(原皮師)査定会が行われます。

全国の社寺等の檜皮葺屋根に使われる桧皮の採取と、その専門技能士・原皮師の技術査定の会で、当山での開催は今回で3回目となります。

見学は自由とのことですので、4日(木)13時~17時、5日(金)8時~11時40分の予定です。

 

 

 

 

2018/09/16 水子供養法会

お彼岸も間近に迫り、稲刈りも忙しい時期となりました。

本日は、恒例の両山寺水子地蔵供養法会を厳修いたしました。

本来ならば6月に予定しておりましたが、祖母の葬儀と重なり、本日の執行となりました。

昨日までの雨も上がり、10時より水子地蔵尊の尊前にて丸王寺様、清楽院様のご出仕を賜り、

両山寺ご詠歌講員の皆さんと共に各家の水子供養を、引き続き境内にて丸王寺様の導師の下、柴燈護摩供をお勤めいただきました。

 

どのご家庭でも、さかのぼれば水子の居ないお家は無いと言います。

私の家も例外ではありません。

親子の縁薄く、儚くも亡くなった霊に対し、年に一度ですがこの様な供養法会を行ってまいりました。

通常であれば来年も6月の第一日曜日に執り行う予定です。

水子供養をご希望のお方はご相談いただければ、共にご供養させていただきます。

お地蔵様のご利益が、供養を祈る願主の思いが、懇ろに届きますように。    合掌

 

 
2018/08/12 盂蘭盆を迎える

7月1日から始めました今年のお盆参り・棚経も、今日で無事参り終えることができました。

その間、日々に追われて更新ができておりませんでした、失礼いたしました。

 

異常な暑さに加え、先だっての西日本豪雨による甚大な被害、特に真備町の被災規模は計り知れません。

また、お参りをしていて、岡山県内でも報道にはなっていないあちこちで被害が出ていることを初めて知らされました。

当寺の檀徒のお宅も被害に遭われた方も居られました。

遅ればせながらお亡くなりになられた方々と被災されたすべての皆様に、お悔やみとお見舞いを申し上げます。

 

明日からお盆に入ります。「盂蘭盆」とは目連尊者の故事にちなみ「倒懸」・「逆さ吊り」の苦しみから救うとの意味があり、先亡精霊の滅罪を願い営む行事です。

今年のお盆は、各家のご先祖はもとより、この度被害に遭われた方々の苦を除き冥福を祈りたく思います。

 

加えて14日には、743回目を迎える護法祭を執行致します。

そもそもこの祭式は、年に一度、護法善神にご法楽を捧げ、風雨順時・五穀豊穣・万民豊楽・天下泰平を願う物です。

どうか今後、お天候も穏やかで全ての人が心豊かに過ごせる日々でありますように、今年も護法祭をつつがなく執行いたしたく存じます。

皆様も各家庭で穏やかなお盆をお過ごしくださいますよう、祈念申し上げます。  合掌

2018/06/16 本坊上棟式

本日午前9時30分より本坊客殿の上棟式を執り行いました。

梅雨に入り天候が心配されましたが、雲一つない晴天に恵まれ、無事執り行うことができました。

建設中の建物内でのご法楽の後、大工衆による古式にのっとった作法の後、棟が上がり、最後に記念の餅撒きで、おごそかかつ賑やかに式を締めくくることができました。

 

来年の完成に向けて、また気持ちも新たに工事も進むことと思います。完成までの様子をぜひ温かく見守り下さい。

 

 

 
五色幕の張られた、新本坊  

大工衆による儀式

 

 
全体の様子   最後にお餅・お菓子撒き

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2018/06/06 葬儀御礼

ご報告が遅くなりましたが、去る6月1日、祖母・井上信子の葬儀を、親族はもとより総代檀徒の皆様、

美作支所下のご寺院方等、多くの皆様に弔問・会葬いただき、無事に送ってやることができました。

 

振り返れば祖母は、若干20歳で両山寺に嫁ぎ、73年間を両山寺の寺族婦人として過ごしました。

その間、幼い長男を、またその数年後に夫である両山寺塔頭・薬師院住職 観章を亡くし、若くして未亡人となり、戦中・戦後の厳しい世相の中、残った2人の息子を養育し、寺を守り、必死に努めてくれました。

それは檀徒のみなさま方、地域のみなさま方の助け無しにはとてもできることではありません。

故人に変わり遅ればせながら御礼申し上げます、ご支援たまわり本当にありがとうございました。

 

私にとって(姉・弟も含め)祖母は、本当に仲の良い祖母・孫であったと自負しています。

私が物心ついた時には、両山寺には老僧が居ませんでしたので、昔の両山寺についてや地域のことなど、旧来の物事全般について教えてくれたのは祖母でした。

苦労をしてきただけによく覚えてくれていて、お寺のことに限らず田舎の風俗について、私自身もとても興味があったので事あるごとに尋ね、その都度答えてくれていた祖母は私にとってよき先生でもありました。

そんなことを聞くのは孫の中でも私くらいでしたので、私も慕い祖母も可愛がってくれました。

 

平成27年、父である先代住職・観真を送った時とはまた違った喪失感と寂しさを感じます。

父は本堂の完成目前に、祖母は本坊・客殿の工事の最中にそれぞれ逝ってしまい、それぞれ見届けてもらいたかったことなど、悔いの残る事ばかりですが、いつも近くで見守ってもらいたいと思っています。

 

檀徒のみなさま、地域のみなさま、ご友人のみなさまの、長年のご厚情に感謝申し上げ、今後とも我々家族に対しましても変わらずご指導・お付き合いくださいますよう、よろしくお願い申し上げ、御礼とご報告とさせていただきます。                                合掌

 

両山寺  井上観賢 拝

 

2018/05/30 訃報

お知らせ申し上げます。

先代住職・観真の母であり私の祖母、井上信子が去る5月28日午後11時、行年94歳で逝去したしました。

よって、下記の通り通夜・葬儀を執り行いたく存じます。

 

通夜・平成30年5月31日(木)午後6時より

葬儀・平成30年6月1日(金) 午後1時30分より

両日ともに苫田郡鏡野町古川1086-1 JAやすらぎホール鏡野 ℡0868-54-7470

 

取り急ぎご報告申し上げます。

2018/05/22 花まつり

昨日お知らせいたしましたが、本日は旧暦の4月8日ということで、恒例の花まつりを行いました。

とは言え、近年は参拝者も本当に少なくなりましたが、たまたまお参りに来られた方などは喜んで甘茶を飲んで帰ってくださいました。

 

お釈迦様がお誕生のとき、天から祝福の甘露の雨が降ったとの故事にならい、花御堂を飾り、お釈迦様の誕生仏に甘茶をそそぐことから『灌仏会(かんぶつえ)』とも呼ばれるこの行事は、両山寺でも古くから続けて行ってまいりました。

旧暦ということで覚えにくいかもしれませんが、ご記憶の方は是非来年もご参拝ください。

2018/05/21 明日は

明日は旧暦4月8日、毎年恒例の甘茶祭りです。

お釈迦様の誕生を祝い、本堂にて甘茶のお接待をご用意しています。

是非お参りいただき、ご自由にお接待をお受けください。

お待ちしております。

2018/05/21 建て方開始

先日5月9日に、工事関係者並びに両山寺総代の立会いの下、立柱式を無事終え、

本日よりいよいよ本格的に建て方が始まりました。

 
足場が組まれ、真ん中のシートにくるまれた芯柱。   運び込まれた柱などの材料。
 
クレーンでつり上げ、各所へ配置   今日一日でこれだけ柱が立ちました。

今後約1週間かけて柱を立ち上げていくようです。

予定では来月16日(土)に上棟式を計画しています。

急ピッチですが無事執行出来ますように、作業の安全を願っています。

 

 

2018/04/30 「記念事業」更新

お気づきの方も居られるかと思いますが、「記念事業」の本堂本坊・庫裏・客殿ページを更新・アップいたしました。

 

本堂完成から今年で3年目、完成までの様子を遅ればせながら、本坊・庫裏・客殿はまさに始まったばかりです。

これも全て4年後のご本尊開扉第法会に向けての記念事業として、檀信徒の皆様のお力をいただき進めてまいりました大事業であります。

 

今後も進捗状況をご報告してまいります。完成までの数年は何かとご迷惑・ご不便をおかけしますが、完成を楽しみにお待ちいただき、工事状況もぜひ見学にお越しください。

今後ともよろしくお願いいたします。  合掌

2018/04/29 総代総会

本日は、地元各地域の総代さんが一同に会し、毎年恒例の総代総会を開催いたしました。

昨年度の収支決算・事業報告、予算案や事業予定などをご報告いたしました。

皆様のおかげをもちまして、昨年度も滞りなく両山寺の各行事や維持管理・護持に務めることができました。

本年は、本坊改修工事のため、お寺近隣の二上山荘での開催となりましたが、本坊の工事進捗状況や今後の見通し等をご報告し、各議題慎重審議のうえご承認いただきました。

地元各地区の檀徒の皆様には、総代様より本日の総会資料が配布され、遠方の皆様には後日郵送いたしますので、ご確認の上、本年度も両山寺の各活動にご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。

2018/04/18 九輪草

本堂横の水子地蔵様の後ろに、九輪草が花をつけました。

これは、町内在住の竹内正宣さんが、高野山大学在学中に高野山に自生していた九輪草の

種を譲り受け、自宅でコツコツと増やしたものをお寺に分けてくださり、冬に株を移植していただいたものがくも花を咲かせました。

貴重なものを分けてくださり、本当にありがたいことです。

 

ソメイヨシノは散ってしまいましたが、まだ枝垂桜や八重桜が、そしてシャクナゲの早咲きが咲き始めました。

この時期は次々と花が咲き続け、見渡す山並みは新緑がだんだんと色濃くなっていく姿が目に優しく、

心も晴れやかな本当に良い季節です。

 
今日さき始めたばかりの九輪草   看板も竹内さん作です。
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2018/04/17 エネルギア伝統文化賞受賞のご報告

この度、護法祭を執行・運営しています二上護法祭保存会が、公益財団法人 エネルギア文化・スポーツ財団より、エネルギア伝統文化賞を受賞することとなりました。

 

これは、「中国地域における美術・音楽を中心とした芸術文化、民俗芸能を中心とした伝統文化およびスポーツの諸活動に対し、助成および顕彰を行うこと等により、中国地域における文化・スポーツの振興を支援し、ひいてはわが国の文化・スポーツの発展に寄与すること」を目的に、美術賞・音楽賞・伝統文化賞・スポーツ賞の4賞があり、この度、多くの団体・個人の候補の中から光栄にも選考いただきました。

 

3月に正式に受賞が決定し、去る4月15日㈰の山陽新聞美作ワイド版でも紹介されましたので、近隣の方はご存知かもしれません。

本日17日、広島において授賞式があり、保存会 左居喜次会長が出席してくださっています。

 

今回の受賞は、その時々の時代背景の中、740余年の長きにわたり地元・遠方にかかわらず、「ゴー様」と呼び親しみ信仰を続けて来られた先人の方たちと、今まさに次代に継承しようと祭式を守り携わってくださっている保存会員をはじめ多くの関係各位の皆様の信心と努力の賜物に他なりません。

ここに改めて感謝と御礼を申し上げます。

 

今年も8月14日深夜に、天下泰平・五穀豊穣、万民豊楽を祈り、粛々と護法祭を厳修いたします。

無魔執行出来ますよう、会員一同さらに精進致しまので、多くのご参拝をお待ち申し上げます。

また、祭式執行に新たにご協力頂けます方が居られましたら、是非とも両山寺までお問い合わせください。重ねてよろしくお願い申し上げます。    

                                            合掌

 

2018/03/21 3月21日

今日は3月21日春分の日、お彼岸の中日でした。

今年の春のお彼岸の期間はあいにくのお天気ですが、今日は祝日ということもあり

雨の中お墓参りをされた方も多いと思います。

 

3月21日は冒頭に述べた以外に真言宗において大切な日でもあります。

承和2年(西暦835年)3月21日、お大師様が高野山奥の院にご入定された日で、

毎月21日をお大師様の縁日(御影供(みえく))と定め、毎月のお勤めはもちろんのこと、

新暦の3月21日を正御影供、旧暦の3月21日を旧正御影供と称し、高野山をはじめ全国の真言宗寺院ではお大師様に対してご法楽をささげます。

 

両山寺でもささやかながら本堂横の大師堂にてお勤めをいたしました。

また、近隣の各地域でも地元の八十八ヶ所めぐりが始まる頃かと思います。

 

我が家の先祖に思いをはせ、今日までの感謝を思い、また今後の無事などを願う古来の風俗は、

忙しくまた便利になりすぎた現代において、心の余裕を取り戻す瞬間かと思います。

また明日からの日々が、穏やかでありますよう祈念いたします。   合掌

 

 

 

 

 

 

 

 

両山寺大師堂ご本尊・弘法大師像

 

 

 

2018/02/26 工事開始

今年の冬は本当に寒さ厳しい日が続き、お寺でもあちこちで水道が凍結するなどしました。

その影響で取り掛かれずにいた本坊の工事も、ようやく暖かくなり始め今日から始まりました。

まずは基礎・土木工事からです。

 

この先、天候にも恵まれ順調に進むことを願っています。

みなさんにも今後とも温かく見守り頂き、工事の状況をお参りがてら見学に来ていただければと思います。

 
今年の1月頃。この雪にさらにつもり、最近まで根雪になり残っていました。   一昨日の丁張・測量の様子。
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周囲の石垣の補修から。    

2018/01/02 お年始

 

本日は早朝より、多くの檀徒のみなさんが年始のお参りにお越しくださいました。

昨日、当HPでご紹介の通り、初めて本堂において年始の受付をさせていただきましたところ、

みなさん非常に喜んでくださいました。

 

従来の甘酒のお接待もできず心苦しい気持ちでしたが、新本堂を各々がご自身の目で存分に

拝観していただけたようでした。

加えて新たに奉納された曼荼羅もみなさん感激してくださり、この先永く両山寺の什物として

お祀りしてまいります。

 

今年は本堂にての初めての試みでしたが、喜んで頂けた良い点や、今まで気づかなかった反省点など、

いろいろと気づかされる良い経験となりました。

これを機に、皆さんに気持ち良く参拝していただけるよう新たなことにも取り組んでいけたらと思っています。

みなさんもお気づきの点や良いアイデアがありましたら是非ご一報いただければ幸いです。

 

本坊・客殿が完成する来年までは、年始や法事などにご不便をおかけしますが、建設の過程もぜひ見学がてらお参りください。

 

新年早々、ご参拝くださいました皆様、遠路のお越し誠にありがとうございました。

 

 
     
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2018/01/01 新年のご挨拶

                  

 

平成も30年目を迎えました。皆様におかれましては本年も輝かしい一年となりますよう、祈念申し上げます。

 

当両山寺におきましても、昨日の大みそかの除夜の鐘も、地元の若者有志や檀徒の皆さんがご家族で

小さなお子さんも一緒にお参りに来てくださり、例年になく大勢で賑やかに撞き終ることができました。

 

また本日は天候にも恵まれ、早朝より多くの方々が初日の出を拝みに上がってくださっていました。

お勤めが長くなり、写真を撮ることができなかったのが残念です。

 

ともあれ、全く何も宣伝していない中でお参りに来てくださることは本当にありがたいことと、感謝申し上げます。

除夜の鐘の際に、「初めて撞いた!」、「この機会を機に気持ちを新たにがんばれそうだ!」などなど、若い方にも喜んでもらえたことは、今までひっそりと行っていたので本当に励みになりました。

ご本人含めご家族のみなさん、全ての方々のご健勝とご活躍を心より願った次第です。

 

明日、1月2日は恒例の年始のお参りに檀徒の方がお参りくださる予定です。

本年は本坊・客殿工事に伴い、本堂にて受付をいたします。

残念ながら甘酒のお接待ができませんが、皆さんのご寄進で無事完成できました本堂にお参りいただける

良い機会かと思います。

 

また昨年末に、私の高野山での師僧でもあります、高野山 福智院 静琴盛上綱様より奉納いただきました、金剛界・胎蔵界曼荼羅もみなさんに間近で拝観していただけます。

 

この曼荼羅は、国宝に指定されています、通称「血曼荼羅」と呼ばれるものを、複製し彩色も復元されたとても立派なものであります。

 

本年は比較的暖かい年越しとなりましたが、本堂内はやはり寒いので、温かい服装で、道中ご安全にお越しください。お待ち申し上げます。

                                             合掌

                                                    

2017/11/30 地鎮祭、木曳・手斧式

先月10月に予定しておりましたが、台風の影響により延期しておりました、

本坊・客殿の地鎮祭並びに木曳・手斧式を、地鎮祭を11月9日、木曳・手斧式を昨日11月30日に

執り行いました。併せてご報告申し上げます。

 

地鎮祭は土地の神々に許しを請い願い、工事の無事と行く末までの平安を願い、

また木曳・手斧式は大工職人さんたちの仕事始めと無事建設を願って、いずれも総代役員、

両山寺ご詠歌講のみなさんご列席のもと、古式にのっとり執り行いました。

 

これより基礎工事をはじめ建設工事がいよいよ始まります。

完成の暁には、今まで以上によりよく法事等お参りしていただきやすくなる予定です。

平成31年の完成まで約2年間、檀信徒の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご容赦いただき

楽しみにしていただければと思います。

 

今後も工事の様子をご報告申し上げます。

どなた様も建設の過程も是非お気軽に見学にお越しください。

 

 

 

地鎮祭

土檀(土を盛り築いた檀)に御幣を立て、土地の神を勧請し、作法を修して祈りを込めます。

   参列の面々
   
     

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木曳・手斧式

本堂にてご法楽の後、進列

 

木曳式

博士杭の作法

 

手斧式

墨付けした丸太に初めて手斧を入れ、大工仕事の始まりとなる儀式

   

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2017/11/20 除伐伐採

昨日から全国的に寒さが一層厳しくなってきました。両山寺でも初雪が降りました。

例年になく早い初雪となり、この冬が思いやられます。

 

先日11月9日、本坊・客殿の地鎮祭を執行いたしました。残念ながら写真が間に合わず、来る11月30日に行います、

木曳・手斧式の様子と合わせてご報告いたします。

 

さて本日は早朝より、本坊・客殿周辺のスギ・ヒノキの立木、その他の除伐伐採を行いました。専門の職人さんと共に総代さんにご協力いただき作業してくださいました。

以下、写真ににてご紹介いたします。

 

 

 
作業前の様子    

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専門の職人さん   高所での作業を、確実にこなされました

 
総代さん方    

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作業後    

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2017/11/05 出会い

10月の長雨が嘘のように秋晴れの良い天気が続いています。

皆さんは三連休を如何過ごされましたか?

 

今日、地元・大垪和では毎年恒例の「大垪和文化祭」が行われました。

私は例年のごとく、法事で残念ながら参加することは出来ませんでしたが、夕方お寺に帰ると本堂境内に

たくさんの参拝者が。その中には着物姿の女性もおられ、その方は今日の「大垪和文化祭」に出演くださった演歌歌手の小芝陽子さんでした。

 

みなさんで本堂にお参りくださり、小芝さんが長年修練をなさっておられる詩吟をお聞かせくださいました。

その詩は『後夜に仏法僧を聞く』という詩で、これはお大師様が残された漢詩の一文です。

本堂内にそれは素晴らしい声が響き、お経とはまた違い特別な雰囲気の中、聞き入ることができました。

聞けば、今日はお母様の命日にあたるとのこと、特別な気持ちで吟じてくださった様子でした。

 

いつ、どこで、誰と出会うかは全く予想ができません。何かの縁としか言いようのないことばかりです。

偶然と言ってしまえばそれまででしょうが、その偶然をどう活かすかはその人次第です。

ただの偶然で終わらせるのか、自分の糧としてあるいは与えられた特別なものにできるのか。

出会いは常に楽しみに満ちていることを改めて感じる良い出会いの一日でした。

小芝さんの今後より一層のご活躍を遠く山上よりご祈念申し上げます。

 

『後夜に仏法僧の鳥を聞く』

  閑林に独坐す草堂の暁

  三宝の声一鳥に聞く

  一鳥声あり人に心あり

  声心雲水倶に良々

   
小芝さんと本堂前にて    
2017/11/01 高野山参拝

昨日10月30.31日に、22名の檀徒の方々と高野山に参拝いたしました。

心配された台風も過ぎ、天候には恵まれましたが、山上は日中の気温が4度と、

この秋一番の寒さで、皆さん寒さに震えながら、奥の院をはじめ金剛峰寺、檀上伽藍をお参りいたしました。

初めての方もおられ、案内人の方のガイドを聞きながら大変勉強になったのではないかと思います。

次回は再来年に参拝の予定です。是非お誘い合わせのうえご参加ください。

 

 

 
紅葉が見頃となっていました   案内人さんの解説を聞きながらの参拝です

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檀上伽藍   金剛峰寺新別殿にて

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2017/10/15 解体終了

10月2日から始まった解体作業が、昨日終わりました。

見慣れた風景がたった2週間弱で無くなってしまいました。

作業員のみなさんが安全に無事終えてくれたことは何よりです。

しかし、私にとっては約40年、母や祖母にはそれ以上の年月を過ごした建物が、無くなることは

わかっていましたが実際に存在しなくなっていく過程は本当に感慨深くありました。

 

数百年前に建立された前本坊が、檀信徒の皆様のよりどころと親しまれ、風雪に耐えつつ時を経て、

次第にろうきゅ著しく、遂にその役目を終える瞬間に私たちは立ち会いました。

長い歴史を重ねてきた本坊に、感謝とお疲れ様の気持ちが心から湧いてきました。

 

これからは、今月22日の木挽き・手斧式、24日の地鎮祭を経て、新たな本坊が生まれていきます。

生みの苦しみもありますが、また皆さんが喜んでお参り下さることを想像しながら、今後も建設に住職はじめ役員一同

取り組んでまいります。

 

 

 

 

 

 

2017/10/03 解体

昨日は秋の冷たい雨が降りました。

季節の変わり目ですが、皆さんくれぐれも体調に留意してください。

 

昨日から、いよいよ解体作業が始まりました。

建物内の簡単な作業から始まると思っていましたが、重機が入る前に手作業による一部解体がいよいよ始まりました。

仁王門、本堂の解体を経験していますが、やはり取り壊される姿を見るといろいろな感情が湧いてきます。

特に本坊・庫裏は子供のころから暮らしてきた、一番身近な場所でもありましたので、育てていただいた

感謝の気持ちと、さみしさの両方で、降る雨も涙雨になりました。

 

とは言え雨の中、また今日も作業にあたってくださっているグリーンベルトのみなさんが、ケガや事故の無いように祈っております。

現在の大屋根の姿を見るのも本当にあと数日となりました。

感慨深く見守っていきたいと思います。

 

 

 

 

 
2017/09/20 御本尊ご移動

去る9月16日土曜日、朝から台風の雨が降る中、本坊の持仏堂(仏間)の最後のお勤めを

役員一同・関係業者列席のもと無事にお勤めさせていただきました。

 

しかして本日は、仏具の専門業者・浜屋さんのお力をお借りして、ご本尊並びにお位牌などを仮の仏間に

遷座していただきました。

今後、本坊完成までの約2年間、仮ではありますが安んじていただき、何事もなく無事に工事が進みますよう守っていただきたいと思います。

と同時に檀徒の皆様、参拝の皆様にはご不便やご迷惑をお多々おかけするようになりますが、ご容赦いただき、新本坊の完成をお待ちくださいますよう、よろしくお願いいたします。

 

 

2017/09/03 「本坊 感謝をこめてお別れの会」]

数日来、急速に秋らしくなり、朝晩が涼しいを通り越して一気に寒さ感じる頃となりました。

皆様体調管理には十分お気を付け下さい。

 

本日午前10時より、「本坊 感謝をこめてお別れの会」を、両山寺本坊・客殿において開催いたしました。

平成34年のご本尊開扉法会の記念事業としての伽藍整備の一環として、仁王門、本堂に続き最後の改修工事となりました本坊客殿も、今月いっぱいで解体することとなりました。

現在の建物に対し永年の感謝の思いを込め、また長く慣れ親しんでくださいました檀信徒の皆様に見納めにしていただきたく、両山寺ご詠歌講員の皆さんが中心となり、開催の運びとなりました。

 

両山寺ご詠歌講員が日ごろの練習・研鑚の成果を披露し、また青鈴会(美作支所下ご住職様方からなるご詠歌指導者の会)の皆様も駆けつけてくださり、共にご尊前にご詠歌を奉納してくださいました。

一般の檀信徒の皆様も参列くださり、手作りでとても和やかな会となりました。

 

今月16日(土)午前10時からは、本坊のご本尊様の、また建物の最後のお勤め「撥遣(はっけん)供養法会」を執行いたします。

このお勤めをもちまして、本坊のご本尊さまも数年の間ご遷座いただき、仏具・家財の引っ越し作業に入り、10月早々にはついに解体となります。

 

本日のお別れの会にご参加いただいた方も、来られなかった方も、16日の法会に一人でも多く最後のお勤めに同席いただき、本坊の姿を末永くとどめていただけますように願っています。

その他の日でも、建物内に入っていただくことは出来ないかもしれませんが、今月中には見納めにお参りしていただければ幸いです。

皆様のお参りを心よりお待ち申し上げます。        合掌

 

 
両山寺ご詠歌講員によるご詠歌奉納  

 

 

 

   

青鈴会の皆様。

アンコールにも応えてくださり、秘曲や3部合唱などいろいろなご詠歌をお聞かせくださいました。

   
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2017/08/23 囲碁大会&一日お寺体験

去る8月18日、今年で20回目となる両山寺囲碁大会が、両山寺本坊において行われました。

先代の頃から、文化活動として行ってきました大会に、本年も大勢の参加者が日ごろの研鑽を

競いにご参加いただきました。

                表彰式の様子

 

また、8月23日には、初めての試みとして、また現在の建物の最後に、小学生を対象に一日お寺体験を

行いました。

8名の子供たちが朝9時よりお寺に集まり、半日の限られて時間ではありましたが、本堂でのお勤め、

数珠づくり、写仏(塗り絵)、昼食の後に下座行(掃除)を行いました。

初めは緊張した面持ちで、またこちらも初めてのことで手探りの中一緒に作業し、最後には喜んで

帰ってくれたことは、大変うれしく思いました。

夏の良い思い出にしていただければ幸いです。

 
みんなでお勤め   たのしく昼食

 

囲碁大会、お寺体験とも、平成31年の本坊客殿工事完成まで行うことができないのが残念ですが、

完成の暁にはまた大勢のご参加をお待ちしています。

ご参加くださった皆様、またご協力くださった方々に感謝申し上げます。

 

 

 

 

2017/08/17 護法祭御礼

本年のお盆も終わり、皆さんお仕事に戻られたことと思います。

残暑厳しい日が続いています。くれぐれもご自愛ください。

 

本年も両山寺では護法祭を執行いたしました。

あいにくの天候で参拝の方々にはご不便をおかけしたことと思いますが、

ご参拝頂いた皆様には、悪天候の中のご参拝に御礼申し上げます。

 

関係各位のご協力のもと、無事に護法祭を終えることができましたことをご報告申し上げます。

お遊びの最中には雨がやみ、お遊びの後、護法善神をお社にお帰りいただいた直後に雨が再び降り出した

ことには、改めて護法善神の威神力を痛感いたしました。

とは言え、ぬかるんだ境内をケガや事故もなく祭式が終えられたことに安堵しています。

 

当日の写真が撮影できず、掲載できないのが残念ですが、この場をお借りしてご報告と御礼を申し上げます。

天下泰平 五穀豊穣 万民豊楽でありますよう祈念いたします。   

                                        合掌

 

 

2017/07/22 五智公園

梅雨明けと共に暑さ厳しい毎日が続きます。

皆さんお変わりなくお過ごしでしょうか?

 

長らく更新を怠っていました。

先日7月17日、私の念願でありました、仁王門のそばにある五智公園の整備に、

役員さん方が作業を行ってくださいました。

 

ここは昔、五重の塔が建っていた場所で、塔の中に祀られていた五智如来石造を安置しています。

サツキの間引きや笹の駆除と、汗だくで頑張ってくださいました。

 

ゆくゆくはお弁当でも広げてくつろいでもらえる広場になることを夢見ています。

皆さんもぜひご参拝の際にはお立ち寄りください。

 

   

作業前。

時期的に草も伸び、植え込みも密集していました。

  環境委員さんを中心に、作業くださいました。  

作業後。

すっきりと公園らしくなりました。

今後は前方を見晴らせるようにしていく予定です。

 

2017/05/04 参拝御礼

昨日は、花まつりにたくさんの方がご参拝くださり、ありがとうございました。

今年のGWもよい天候に恵まれ、また先日ご紹介したじゃらんのフリーペーパーの

影響でしょうか、参拝や遊びに来られる方が多く、近年では珍しく用意していた甘茶が

全てなくなっていました。嬉しいことです。

 

今年の秋から、本坊・客殿の建築工事が始まり、現在の建物は見納めになります。

ですので、最後の機会に皆さんに訪れていただく機会を今後もご案内させていただく予定です。

是非今後も遊びにお越しください。

 

 
     

2017/05/02 花まつりのお知らせ

春たけなわとなり、百花彩る季節となりました。

本年も、お釈迦様の誕生を祝う「花まつり(灌仏会)」を明日迎えます。

お釈迦様がご誕生のおり、天地が祝福の甘露の雨を降らした、との故事にならい、甘茶をふるまう仏教行事です。

本堂に花御堂を飾り、お釈迦様の仏像に甘茶をそそいでいただき、参拝の皆様にも甘茶のお接待をご用意しております。

 

両山寺周辺もシャクナゲや藤など咲き、遠望の新緑も大変きれいな清々しい季節となりました。

参拝は自由ですので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

皆さん、素敵な連休をお過ごしください。

 

合掌

2017/04/13 じゃらん

なかなか更新ができず、3か月ぶりとなりました。

寒さ厳しい冬も過ぎ、春爛漫の時候となりました。

両山寺周辺はもうすぐ桜が満開というところです。

 

直にGWとなり、いろいろなところに観光に行かれることでしょう。

そんな中、美咲町では、旅行雑誌じゃらんとタイアップをして、美咲町の観光ガイドを作成されました。

ローカルニュースにも取り上げられ、ご存知の方もおられると思いますが、棚田はもちろん、

美咲町内のいろいろなスポットを紹介しており、両山寺も掲載していただけました。

フリーペーパーとして県内の観光協会や駅、東京や大阪にも置いてあるとのことです。

詳しくは

美咲町役場 0868-68-1111

までお問い合わせください。

 

是非ご覧になり、美咲町にお越しください、お待ちしています。  

                               合掌

 

 

 

2017/01/15 大雪

昨日より全国的に猛烈な寒波が襲っています。

皆さんの周辺では雪の被害はなかったでしょうか。

今朝の両山寺は、約30センチの積雪がありました。

やっと冬らしい景色となりましたが、今現在(午後4時45分)もやむことなく降っていますが、

今晩から明日朝にかけてまだ降り続くようです。

これからお出かけの方、また明日の朝も通勤通学にはくれぐれもお気をつけてお出かけください。

 

 
   

2017/01/01 新年のご挨拶

新年を迎え、皆様にごあいさつ申し上げます。

皆様ご家族共に、健やかで幸多き年となりますよう、祈念申し上げます。

 

昨年より比較的暖かい年末年始となりました。

今朝も初日の出を拝みに早くから来られた方もありました。

 

明日は、恒例のお年始に檀徒の皆様が上がってくださいます。

今年の秋以降には両山寺本坊も建築工事のため解体の予定です。

ですので、さみしくもありますが現在の建物も今年が見納めとなりますので、

年始にかかわらず、解体までの期間にぜひとも多くのお方に足をお運びいただき、

記憶に残していただければ幸いです。

 

今年は雪もなく、安全に上がっていただけそうです。

ともあれ、道中くれぐれも安全に、ご参拝くださいますよう、

お願い申し上げます。             合掌

                                  

 

 

両山寺  井上観賢   拝

 

 

2016/09/27 美咲芸術世界

お彼岸も過ぎ、次第に秋も深まってまいりました。

あいにく、不順な天候が続いていますが、皆様日々ご自愛のうえお過ごしください。

 

さて、秋は食欲の秋・芸術の秋など様々な催しが各地で行われていますが、この度

両山寺のある美咲町(旧中央町、旭町、柵原町)において、『美咲芸術世界』が開催されます。

これは、数年前から旧中央町大垪和に移住してこられた芸術家・楽☺画鬼(板垣正寿)さんを中心に、

国内外の様々な芸術家の皆さんが、町内各地に作品を展示されます。両山寺にも展示がされます。

新聞やローカルニュースでも最近たびたび紹介されたいるようです。

 

期間は、10月1日から30日までの1カ月間で、詳しくは,

 

『美咲芸術世界』実行委員会事務局 〒709-3726 岡山県久米郡美咲町大垪和西1024-7

                 ℡:0868-68-0055(実行委員長・板垣正寿)

 

美咲教育委員会          〒709-3717 岡山県久米郡美咲町原田1735

                 ℡:0868-66-3086

 

facebook:https://www.facebook.com/misakiartworld/

 

でご確認いただけます。

田舎の風景とともに、世界で活動されている芸術家達の作品を楽しんでいただければ幸いです。

どうぞ、お誘い合わせのうえ奮ってお越しください、関係者はじめ村人一同、お待ちしています。

 

両山寺での展示準備の様子。

意外な場所に展示されますので、探してみてください。 

 

2016/07/31 池替え

毎日暑い日が続きます。

皆様体調にはくれぐれもお気を付けてお過ごしください。

 

さて、今年も護法祭に向けて、池の水替えや関係各所の草刈り作業を、護法祭保存会の

会員により昨日行いました。

28名の方々が参加してくださり、作業終了後には保存会会議も行い、本年度の祭式の

打ち合わせを行いました。

 

本年の護法祭式も無魔執行出来ますように、また大勢の方にご参拝頂けますよう願っております。

 

 

 

2016/05/29 水子供養法会

本日は、毎年恒例の水子地蔵尊供養の法会を執行いたしました。

どのご家庭でも水子のいない家は無いといわれますが、幼くして亡くなった命、

生まれることのできなかった命を偲び、今いる自分の命のありがたさを思い、年に一回の

法会を執り行っております。

 

小雨の降る中を水子地蔵尊像前においてご詠歌の奉納、読経・作法を行い、

引き続き柴燈護摩供を厳修して、祈願を行いました。

 

 

 

2016/05/14 花まつり

本日5月14日は、以前告知をしておりました、花まつりの日でした。

雲一つない快晴で、まさに風薫る五月晴れでした。

 

今年も頑張ってお花を飾り、きれいにお堂を飾る事が出来ました。

また来年も、旧暦の4月8日に是非お参りください。

 

2016/05/12 5月14日は・・・

皆さん、「花まつり」をご存知ですか?

毎年4月8日はお釈迦様のお誕生日として、全国各地のお寺で様々な行事が

行われています。

 小さなお堂を花で飾り、中央にはお釈迦様の誕生の姿をかたどった小さな像をお祀りし、

お誕生の際に甘露の雨が降ったとの故事にならって、甘茶を注ぎます。

この行事を「花まつり」と呼び、両山寺では昔から旧暦の4月8日に行っています。

本年は5月14日(土)、本堂にて行います。

 甘茶をお釈迦様に注ぐのはもとより、参拝の皆様にもお接待でご自由に召し上がっていただいたり、

お持ち帰りいただいています。

 因みにこのあたりの田舎ではこの日の甘茶を持ち帰り、墨をすって小さく切った半紙に「茶」と書き、

柱の下に逆さまに張っておけばムカデ除けになるとか。

 両山寺周辺は今、新緑が本当に目にまぶしく、前方の山々や遠景がとても見晴らしがよく、またシャクナゲや

野の花々が美しいお散歩には最高の時候です。

 皆様お弁当片手に、また周辺の棚田散策の道すがら是非お立ち寄りください。

 
昨年の花まつり   小さなお釈迦様

 

 

2016/05/07 ご詠歌

両山寺には現在、約20名の方々がご詠歌を練習し、いろいろな活動を行っています。

昨日5月6日は総会を開き、続けて講師をお招きして勉強会を行いました。

講師に、津山市院庄にある、ぼたん寺としても有名な清眼寺副住職・阿形宗治師にお越しいただき、

初心の方からベテランの方まで、とても分かりやすく丁寧にご指導いただきました。

 

ご詠歌は、お経とは違い話し言葉で様々な感情を歌う音楽です。

毎月お寺にて練習会を行っていますので、お誘い合わせの上、ぜひ両山寺までご一報ください。

心よりお待ちしています。

2016/04/24 平成28年度総代総会 開催

本日、両山寺本坊におきまして、平成28年度総代総会を開催いたしました。

本年は5カ年の総代役員の任期満了に伴い、地元の各地区より新総代さんがご参集いただきました。

またそれに伴い、今日まで20年余の長きにわたり総代長の重職を務めて頂きました、池口視善さんが本日をもちまして

勇退なさいました。

長年の功績を讃え、高野山金剛峰寺座主・高野山真言宗管長 中西啓寶猊下からの褒賞状と両山寺より記念品を

進呈いたしました。

 

両山寺にとりましては、労を厭わず何かにつけてご尽力賜り、先代・観眞、そして若輩の私を支えて頂いた事は、

本当に感謝の一言では語りつくせません。

今後は、良き相談役として、変わらずお力をお貸し願いたいと思いますが、ひとまずゆっくりと肩の荷をおろして

頂けたらと思っています。

 

池口さんをはじめ、すべての檀信徒の皆さん、そして総代役員の皆さんのおかげで両山寺が長い歴史を今日まで、

またこれからも続けていけることを痛感し、本当にありがたく思います。

 

 

2016/04/09 周辺案内更新

 

各地で花が咲き誇り、私個人としては、今が一年で一番日本らしい季節ではないかと思います。

両山寺でも桜が満開となりました。

今年は暖かな冬だったせいか、桜と同時にシャクナゲも早い品種は咲き始めました。

 

遅ればせながら、お寺の周辺案内を更新しました。

これから田舎が田舎らしい季節を迎えます。

今後も少しずつ地元の紹介をしていきたいと思いますので、

お花見がてら是非足を運んでみてください。

2016/03/24 古参道

 両山寺にお参りされた方は、本堂前の車道を挟んで仁王門があることにお気づきではないでしょうか。

昔、両山寺にも古い参道がありました。

ふもとの里から歩いて登り、仁王門で鐘を突き、門をくぐってお寺にお参りをされていました。

 

 今は車での参拝が主ですが、約15年位前までは実際に歩いて参られる地元の方も居られました。

その参道を、現況の調査も兼ねて私も初めて歩いてみました。

 

 

足元は笹や竹、倒木など近年人通りが無いことがよくわかりますが、道の痕跡は十分わかりました。

分かれ道も多く、その昔はお寺への参道としてだけではなく、村人の生活道として人の往来があったことと思います。

 

   

 途中には、護法祭にまつわる逸話の残る護法の池(通称:から池)や、道標を2つ見つける事が出来ました。

高さは約50センチ程度で、真ん中の写真の道標には、梵字の下に十六丁と書かれており、右側の物は今日の段階でははっきりと読む事が出来ませんでしたが、字は確認できました。

 

 最終的には「紅そば亭」のある、美咲町境地区の宮の乢まで下りつく事が出来ました。

普通であれば1時間もあれば充分たどりつけると思いますが、初めてのことで分かれ道で迷ったり、道標を探しながらゆっくり歩きましたので、結局3時間ほどかかっておりました。

 

 今回は2か所しか道標を見つけることはできませんでしたが、このような参道は各方面に向けていくつもあり、道々に参拝者の助けとなる道標や目印が、今では人目に触れることなく埋もれているのではないかと思います。

 

 今後は関係機関や行政などに働きかけ、参道の整備や発掘が出来るよう夢見ています。その際には多くの方にもご協力いただければ幸いです。

 また、ご存知のお方がおられましたら、昔の記憶をたどって情報をお知らせいただければと思います。

貴重な情報をお待ちしております。

 

       

 

 

       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016/03/21 お彼岸を迎えて

 両山寺周辺も梅の花やフキノトウなどの山野草など、春の兆しが日毎に増し、良い時候となってきました。

 

 今日3月21日は、お大師様が奥の院にご入定された縁日でもあり、春彼岸の中日ということで皆さんもお墓参りや

ご先祖の供養をされた方も多いのではないでしょうか。

 

 昨年の今日、先代住職・観眞が遷化し、丸一年が経ちました。

公私共に本当に多くの方に支えられ、何とか一年を過ごす事が出来ました。

今月15日には、関係ご寺院様や総代役員、親族一同にて一周忌を無事執り行う事が出来ました。

つきましては、あらゆる方からお供えを頂戴し、先代であり父の事を今も心に思っていて下さることに、

この場をお借りして心より感謝申し上げます。

墓石も建ち、納骨も済ませ、ようやく落ち着いてくれたのではないかと思っています。

 

お彼岸はとは、我々が今生きる現世「此岸」にありながら、いつの日か行くであろう仏様のおられる場所「彼岸」について

学び心を向ける行事であり時間です。

皆様もどうぞご家族でゆっくりと豊かな時間をお過ごしください。

 

   
       先代・観眞一周忌にて    

 

 

 

 

2016/01/20 冬到来!

寒中お見舞い申し上げます。

本格的に寒さ厳しい天候が、全国的にやってきました。

 

両山寺でも、昨日今日とこの冬初めてまとまった積雪があり、朝から連日

雪かきに追われました。

写真は昨日(1月19日)の朝です。今日も20センチ程の積雪でした。

 

当分この寒さが続くようです。皆様も体調はもちろん、学校やお仕事の行き帰りには

十分お気をつけてお過ごしください。

 
一面真っ白になりました。   竹のトンネル
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2016/01/01 新年のごあいさつ
新年、明けましておめでとうございます。
昨年は公私共に、檀信徒の皆様にお世話頂き何とか一年を過ごす事が出来ました。

本年も皆様にとりましてより善き年となりますよう、ご祈念申し上げます。
2015/12/30 本堂額奉納

 昨日12月29日、両山寺本堂の向拝両柱にご本尊額・ご真言額の奉納式を執り行いました。

これは、新本堂建設に当たり、岡山市在住の見手倉孝之・重子ご夫妻が発願され、前本堂の柱を材料とし、

また前本堂や前仁王門に使用されていた和釘を集めて新たに打ち直し、無事奉納の運びとなりました。

 

 お正月にお参りくださる方々に是非見て頂けるように、それぞれ年末の多忙の時期ではありましたが、

ご夫妻並びに両山寺役員一同の参集いただき、山根利幸彫刻師の手により両柱に納めて頂きました。

 

 以前の本堂や仁王門の材料をこのように使用して、今まで無かった物を新たに納めて頂き、この上無く

嬉しく思います。

 新年にお参りいただいた際には是非ご覧になり、本堂にご参拝ください。

 

   

 

     
     
     
   
       
         

 

2015/12/03 鶏供養

先日11月30日、美咲ファーム様が施主として、両山寺にて鶏供養が行われました。

養鶏業をされている美咲ファームでは、我々の生活を支えてくれている鶏に感謝の意を表し、

この度の供養をなさいました。

あらゆる命有るものの生命をもって、我々の命が保たれていることに改めて思いを馳せる一日でした。

   

2015/11/01 ご報告

 日増しに秋も深まり、空気も肌寒く感じてまいりました。

皆様も体調には十分お気を付け下さい。

 さて、私事ではありますが、去る10月30日、私井上観賢はご縁を頂き、両山寺持仏堂におきまして

親族一同列席の中、高野山 福智院 静琴盛上綱様ご戒師の下、結婚式を無事挙げさせていただきました。

 皆様に比べれば遅いスタートとなりましたが、平成34年のご本山御開扉法会をはじめ両山寺の護持や、

喜んで来ていただけるお寺となるよう、共に精進努力して参りますので、暖かくご指導賜りますよう、

よろしくお願い申し上げます。

 

新郎・観賢

新婦・千賀子 

       
         
       

 

2015/09/17 TV取材

朝晩がすっかり涼しくなってきました。

皆様体調管理には十分お気を付け下さい。

 

さて本日、山陽放送の「イブニング5時』という番組の中の、「100万歩のマーチ」と言う

美作88ヶ所を遍路する企画の取材が、両山寺にお越しになりました。

放送は9月21日(月)とのことです。

県内ローカルなのが残念ですが、県内にお住まいの方はご覧になって下さい。

2015/08/10 ライトアップ

今年もお盆、護法祭を目前に控え、本日8月10日より二上杉と本堂のライトアップを行っています。

午後7時30分ごろより午前0時の間、8月16日まで行っていますので、護法祭同様、是非お越しください。

 

 

2015/07/22 池替え

去る7月20日、本年の護法祭(8月14日)に備えて、護法実(ごほうざね)が水垢離を取られる龍王池の池替えと、

草刈り作業が行われました。

当日、私は葬儀で留守をしましたが、護法祭保存会の皆さんが作業してくださいました。

熱い中、早朝よりありがとうございました。

 

本年の護法祭も無事執行できますよう、切に祈ります。

皆様もどうぞお参りください。

 

 

龍王池、通称・塩場の池。

海の満ち引きに合わせて水位が変化するといわれています。

  以前は周辺にが7か所あり、「塩場の七池」とよばれていました。

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2015/06/26 御本尊新堂遷座並びに入仏式

 

先日(6月18日)に執行いたしました、ご本尊様の新本堂へのご遷座並びに入仏式の様子をご紹介いたします。

 

 
進列の様子。この頃にはありがたくも雨も上がりました。   ご本尊様は丁寧に白布にお包みし、一同手袋と息のかからぬようにマスクをはめ、役員を中心に慎重にお運びします。
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修復された毘沙門天王   前住職・観眞により新たに奉納された不動明王
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御導師 福智院・静琴盛上綱様   願文の奉読  

行事の度に、法会に花を添えてくださる、両山寺ご詠歌講の皆さん

 

 

            

 

 

 この日ご本尊様がお座りになり、ただの建物ではなく本堂として息吹を始めた特別な日となりました。

 仁王門に続きこの度の本堂の完成は、 ひとえに檀信徒皆様のご寄進の賜物と、改めて御礼申し上げます。

この先幾年月を経ても、信仰のみならずどなたにも親しまれ憩える場所であり続けます事と、また後世の方々に誇れる本堂、そして事業であったと感じて頂ければ幸いです。

 引き続き本坊・庫裏、そして御開帳に向け、私をはじめ役員一同、さらに歩みを進めてまいります。

 檀信徒皆様におかれましても、この記念すべき日、まことにおめでとうございました。

 

 
当日朝は、昨夜からの雨の影響で霧に包まれ、小雨が降っていました。   約2年間お祀りした仮のお堂にて、高野山より福智院ご住職・静琴盛上綱様をお導師にお迎えし、関係者一同最後のお勤め。

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2015/06/20 ご報告

平成27年6月18日、両山寺新本堂におきまして、御本尊新堂遷座入仏並びに諸仏開眼法会を無事執行

させて頂きました事をご報告申し上げます。

 

当日は天候を心配いたしましたが、昨夜からの雨も次第に上がり、式中は雨も降る事無く、無魔ご遷座いただきました。

役員一同、並びに関係業者、仏具等を奉納頂いた方々を来賓に迎え、高野山より福智院ご住職・静琴盛上綱様御導師の下、両山寺婦人会の皆様のご詠歌の奉納とご法楽をささげ、足元の悪い中多くの檀徒の皆様に見守られ厳かに執行する事が出来ました。 

これもひとえに、皆様のご寄進の賜物と感謝申し上げ、またお祝い申し上げます。

 

当日の様子は、後日改めて写真を当HPに掲載致しますが、先ずはご報告申し上げます。

 

 

2015/06/03 お知らせ

先日、5月30日、役員総代さんと福滝建設さん、岡田設計士さん立会いの下、本堂の竣工検査を行い、

予定よりも工期が伸びましたが新本堂の本体工事が完了いたしました。

現在は外構工事等の残工事が行われております。

 

 
   

 畳も収まり、後は仏具の搬入です。

 

つきましては、 6月18日(木)午前10時よりご本尊様の遷座入仏式 を執行いたします。

正式には平成34年の御開帳にて落慶等を行う予定ですので、この度は役員総代と関係業者にて執り行います。

十分なお接待等行き届きませんこと悪しからずご了承の上、この機会を見届けていただけるお方はご自由にご参拝ください。

2015/05/25 本堂進捗状況

屋根の銅板葺き工事も無事に終わり、足場も取れて本堂の全体が見渡せるようになりました。

 

扉の折れ戸も精悍です。

これから外構工事が始まります。

2015/04/24 村おこし

両山寺の地元・大垪和には、棚田百選にも選ばれている「大垪和西の棚田」があります。

そこにこの度、農家レストラン「棚田のあげ家 やまっこ」がオープンしました。

地元新聞各紙にも紹介されていましたので、ご存知の方もあるかと思います。

土日限定で、地元のご婦人方お手製の料理が味わえます。

 

また、大垪和を紹介した冊子やパンフレット作成されています。

 

これからの季節は、田植え前の棚田に水が張られ、暖かい風と新緑に包まれた、

とても気持ちの良い風景にあふれています。

是非、パンフレット片手に大垪和にお越しください。

2015/04/07 両山寺の春

各地で桜が見ごろを迎え、春爛漫の季節となりました。 両山寺でも桜が咲き始めました。

 

 

 

 

 

そして、本堂ですが、建具が徐々に入り、概ね大工仕事が終了したようです。

今は、左官さんの手で漆喰が塗られています。

 

 

 

   

 

 

 

 

   

 

2015/03/27 葬儀御礼

謹啓

 

 この度、當山第七十六世 権大僧正観眞の通夜、並びに葬儀に際し、

多くの方々にご弔問、ご会葬いただき、誠にありがとうございました。

おかげをもちまして、無事送る事が出来ました。このような形で大変失礼かと存じますが、

御礼申し上げます。

 思えば住職は、若くして両山寺住職を拝命し今年で満四十年、皆様にご指導いただき、

ある一念を胸に秘めに、ひたすら法務に勤めて参りました。

 ただ今は、開扉法会に関する建築事業の最中、道半ばでの旅立ちとなり、残念でなりません。

今後は、遺志を継ぎ、無事完成・法会無魔執行に向け精進してまいります。

 皆様におかれましては、生前の住職に対するご厚情に感謝申し上げ、今後も何かとご理解・ご協力を賜りたく、

変わらずお付き合い下さいますよう、重ねてお願い申し上げます。

 

                                  二上山 蓮華院 両山寺 

                                          法嗣 井上観賢

                                           総代役員一同

 

 

 

2015/03/23 檀信徒の皆様へ

檀信徒の皆様へお知らせ申し上げます。

当二上山 蓮華院 両山寺 第七十六世 権大僧正観眞が、去る三月二十一日夕刻、六十六歳を涯りとして遷化致しました。

ここに生前のご厚誼に感謝申し上げ、下記の通り葬儀執行の事、ご通知申し上げます。

 

 

            一、通夜 三月二十四日(火)午後六時~

            一、葬儀 三月二十五日(水)午前十一時~午後一時

            一、場所 両山寺 本坊   

 

                        高野山真言宗 準別格本山

                         二上山 蓮華院 両山寺

                              葬儀委員長 池口視善

                                    檀信徒一同

                              法   嗣 井上観賢

                                    親族一同

 

                                                                               

2015/03/21 擬宝珠

旧本堂には有りませんでしたが、新本堂には廊下と階段に欄干が付きます。

 

その先端に付くのがこの擬宝珠です。

 

   

2015/03/10 本堂工事 近況

本日は朝から雪の中、濡れ縁の縁板を張って下さっています。

ほぼ外観は本堂になってきました。

完成が心待ちにされます。

   

2015/02/14 天水桶

去る2月12日、篤信者2名様のご寄進による、天水桶が納入されました。

本堂完成の際には、永く本堂正面の両脇に据え置かれます。

心より感謝申し上げます。

 

2015/01/02 新年のごあいさつ

年改まり、皆様に新年のごあいさつ申し上げます。

年末から寒さ厳しい日が続き、元日の朝に数センチの積雪となりました。

ともあれ、きれいな初日の出となり、本日は両山寺例年の年始で、多くの檀信徒の皆様が

お参りくださいました。

春には、本堂も完成の予定です。

皆さん興味深く見てくださっていました。

 

本年も、皆様が健やかで、穏やかな年となりますよう、心より祈念申し上げます。

                                        合掌

 

 

 
2015年の初日の出   お正月らしい風景となりました
2014/12/15 冬到来!

全国的に寒波が押し寄せていますが、両山寺でも薄雪の積雪がありました。

いよいよ、厳しい冬の到来です。

皆様も、お体には十分お気をつけて、年の瀬をお過ごしください。

 

   
         

2014/11/24 本堂工事 近況

今月初旬より、真庭市・藤井金属工業さんにより、屋根の銅板葺き作業が始まりました。

    

 

 

 

 

 

 

 

若い職人さんも居られ、日々丁寧な作業をしていただいています。

高所の上、これから寒い中の作業となります。くれぐれも安全な作業を祈ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

追伸:今年の両山寺の紅葉です。

 

 

 

2014/09/30 上棟式執行

 昨日、晴天の下に、両山寺本堂・上棟式が無事に執行されまして。

当日は地元の檀家さんをはじめ、岡山、倉敷など遠方の方々100名を超える多くの参拝者に見守られ、

古式にのっとり厳粛に行う事が出来ました。

平日とあって、残念ながら参加できなかった方も多く居られた事と思いますので、

幾つかの写真と共に、ここにご報告と共に御礼申し上げます。

 来春の完成を楽しみに、今後も暖かく見守り頂きますよう、よろしくお願いいたします。

 

 
     
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2014/09/07 お知らせ

 この度、檀信徒皆様のご協力のおかげをもちまして、両山寺本堂の上棟式を、平成26年9月29日(月・友引)に執行する運びとなりましたので、ご報告申し上げます。

 両山寺にとりましては約300年ぶりの慶事となります。多くの檀信徒の皆様にも是非お立会いいただきたく存じます。

 なお、地元総代地区の方々には各総代様を通じてご連絡いただいておりますが

遠方の総代地域外のお方でご参加くださいます方は、準備の都合上、ご参加の旨と参加人数を9月20日(土)までに本サイト・問い合わせメールにて必ずご連絡いただきますよう

恐れ入りますがよろしくお願いいたします。

 

2014/09/01 本堂進捗状況

 8月は天候不順で雨の日が多く、重ねて雷にも悩まされました。

大工さんたちも思うように作業が出来なかったのではないかと思います。

 しかしながら、懸命に作業いただき柱も立ち上がり、全体の大枠と共に様々な彫刻類も組まれて来ました。

 今日から9月、台風も心配ですが、作業を祈っています。

 
全体像がみえてきました。   虹梁と蟇股
 
細かな彫刻と様々な部材が組まれています。  

見覚えのある上部中央の部材。

そんな場所に組まれるとは、想像できませんでした。

2014/08/15 護法祭

 去日の8月14日、本年も護法祭が無事執行されました。

心配されたお天気にも恵まれ、祭式本番の午後11時には、境内は霧に包まれ、松明の明かりのみの

幻想的な雰囲気の中、多数の参拝者に見守られ、厳かに護法善神のお遊びが行われました。

本年は本堂工事のため、仮設テントを本堂代わりに立てるなど、いろいろと変則的なことが多くありましたが、

今日のこともいずれ必ず昔話として語られることと思います。

 

 
現在の本堂の様子   二上護法祭保存会の皆さんが、様々な準備のため集まってくださいます

   

 
祭式中、唯一の明かりとなる大松明(手火)を作る    

 

出来上がった手火。

大きさ約3メートル

 

 

 

お遊びの様子は、残念ながら写真に撮ることはできませんが、代わりに一番最初の行事「神勧請」の様子を

ご覧ください。地元と一部の方しか御存じない、祭式の諸道具を本堂に移しお清めをする、護法祭式の重要な行事です。

 
行列を組んで、本堂代わりの仮設テントへ向かう一行    

 

 

諸道具を祭壇に安置し、住職により開眼とお清めが成され、無事祭式を行うことができました。

 

 

 

 

2014/08/11 ライトアップ

 

8月10日より16日までの間、午後7時半から、

岡山県の名木百選にも選ばれている「二上大杉」のライトアップをしています。

暗闇に浮かぶ姿は、昼間と一味違い一際大きく感じます。

是非一度ご覧になってください。

2014/08/01 新着情報を更新しましたpart.2

 来る護法祭(8月14日)に向けて、地元・大垪和婦人会としらとり会の皆さんが、盆踊りの練習に励んでくださっています。

8月14日午後8時より盆踊りをかわきりに、様々な出し物で参拝の皆様をお迎えします。

飛び入り大歓迎ですので、当日は是非ご参加ください。

   

 

2014/08/01 新着情報を更新しました

 本堂に使用される木材が、徐々に運び込まれて来ました。

 

   

足場の組まれました。

ブルーシートにくるまれた柱が、立柱式にて立てられました。

  丸柱など、部材の搬入が始まりました。   精巧な彫刻の部材。何処に使われるのでしょうか?お楽しみです。
2014/07/28 立柱式が執行されました

 去る7月23日、晴天の下、本堂立柱式が執行されました。

その模様は、当HP・記念事業にて写真を公開していますのでご覧ください。

2014/07/23 ホームページを開設しました

この度、両山寺HPを開設いたしました。

近隣の方々はもとより、遠方の檀信徒の皆様にも近況を御報告できればと思っております。
随時更新してまいりますので、あたたかい目で見守りください。