記念事業
本尊・聖観世音菩薩 御開扉大法会記念事業
本堂・仁王門・本坊客殿・庫裏改築 趣意
当山は、御本尊・聖観世音菩薩のご加護のもと、檀信徒各家各位のご信仰とご支援により今日に至っております。
さて、来る平成三十四年は、三十三年に一度の御本尊開扉の年に当たります。大法会を厳修し、御開扉記念事業として本堂・仁王門・本坊客殿・庫裏の改築を奉修致したいと存じます。
顧みますに当山は、元明天皇の御世・和銅七年(七一四)に泰澄大師により開創、その後我が国に真言宗・天台宗が伝わってよりは、両宗の道場として七堂伽藍を中心に三十数ケ寺僧坊あり繁栄するも、戦国時代に兵火で焼失し、その後元禄時代、良尊大僧正が本堂並びに諸堂を復興成し、今日に至っております。
しかし登山は、高所と言う立地状況もあり、風雨・風雪・霧等の気象条件厳しく、建物の各所に破損・老朽激しく、幾度と多大な支出を成して修復を重ねてまいりましたが、平成二十一年の総代総会以来、慎重審議・検討を重ねてまいりました結果、この御開扉を機に、改築を行う事と結論が出されました。
檀信徒の皆様には、この遇い難き勝縁に奮って賛同を賜り、一つにはこの大事業成就のため、一つには各家の現当二世安楽・家門繁栄のため、ご浄財ご寄進賜りたく、格別のご協力を心からお願い申し上げます。
二上山 両山寺住職 井上観真
総代長 池口視善
総代一同
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